眼科の対象となる主な疾患
眼精疲労
目を使い続けることで、目の痛みやかすみ、充血に加え、頭痛や肩こり、吐き気などの不調が現れ、休息や睡眠をとっても十分に回復しない状態をいいます。近年は、パソコンやスマートフォンの長時間使用による眼精疲労が増えています。対策としては、原因の見直しや眼鏡の調整、目の病気の治療、適度な休憩のほか、必要に応じて点眼薬を用いて症状の改善を目指します。
屈折異常
目に入った光が正しくピントを結べず、ものがぼやけて見える状態です。代表的なものに近視・遠視・乱視があります。
遠くのものがぼやけて見えますが、近くは比較的はっきり見えます。遠くも近くもピントが合いにくく、目が疲れやすいのが特徴です。角膜や水晶体のゆがみにより、ピントが1か所に合わず、ものがぼやけて見えます。屈折異常は、眼鏡やコンタクトレンズによる矯正が基本です。近年では、状態に応じて屈折矯正手術が行われることもあります。
老眼
新聞やスマートフォンなど、手元の文字が見えにくい・ぼやけると感じる場合、多くは老視(老眼)が原因です。40歳前後から自覚することが多く、加齢により目の調節機能が低下することで、近くにピントが合いにくくなります。治療は、眼鏡やコンタクトレンズによる矯正が基本となります。
眼鏡・コンタクト処方
小児眼科
目の機能は、おおよそ8歳頃までに大人と同じレベルまで発達するといわれており、この時期は視機能の成長にとってとても重要です。成長の途中で目のトラブルが起こり、適切な治療が行われないまま過ごすと、将来の見え方に影響が残ることがあります。また、お子さんは「見えにくい」ことを自覚しにくく、見えていない状態が当たり前になってしまうため、周囲が気づきにくいのも特徴です。小児眼科でよくみられる病気には、近視・遠視・乱視などの屈折異常、弱視、斜視などがあります。これらは、早期発見・早期治療がとても大切で、治療を早く始めるほど、良好な視力の発達が期待できます。3歳児健診、就学前健診、学校健診で異常を指摘された場合は、放置せず、早めに眼科を受診しましょう。
ドライアイ
ものもらい
細菌感染によって、まぶたにある涙や汗の分泌腺、毛穴などに細菌が入り、炎症を起こす病気です。まぶたの一部が赤く腫れ、軽い痛みやかゆみを感じることがあります。炎症が強くなると、赤みや腫れ、痛みが強くなり、化膿が進むと、腫れた部分から膿(うみ)が出ることがあります。膿が出ると、症状は次第に改善していくことが多いです。治療は、抗生物質の点眼薬や内服薬が基本となります。化膿が強い場合には、切開して膿を取り除く処置を行うこともあります。
結膜炎
結膜炎とは、白目やまぶたの裏を覆っている結膜に炎症が起こる病気です。炎症によって、目のゴロゴロ感(異物感)、目やに、涙が出る、充血などの症状が現れます。症状は片目だけに出ることもあれば、両目に広がることもあります。結膜炎は、原因によっていくつかの種類に分けられます。
- アレルギー性結膜炎
- 細菌性結膜炎
- ウイルス性結膜炎
- クラミジア結膜炎
花粉やハウスダストなどが原因で、かゆみが強いのが特徴です。細菌感染によって起こり、黄色い目やにの場合もあります。ウイルスによる結膜炎で、感染力が強い場合があります。クラミジア感染によって起こり、目以外にも症状が出てくることもあるので、それらの治療も必要になります。原因によって治療方法や注意点が異なるため、症状がある場合は早めに眼科を受診しましょう。
結膜下出血
結膜下出血とは、白目の表面にある細い血管が切れて出血し、白目が赤く染まって見える状態です。突然起こるため驚かれることが多いですが、強い痛みはほとんどなく、視力が低下することもありません。原因はさまざまで、日常のちょっとしたきっかけで起こることがあります。出血は目の表面だけにとどまり、眼の中に血が入ることはありません。多くの場合、1~2週間ほどで自然に吸収されて消えていきます。出血が強い場合でも、時間はかかりますが、自然に治ることがほとんどです。
白内障
緑内障
飛蚊症
飛蚊症とは、蚊や糸くずのようなものが視界に浮かんで見える症状のことです。原因には、加齢による生理的な変化のほか、早急な治療が必要な目の病気が隠れている場合もあります。見え方だけで原因を判断することはできないため、飛蚊症に気づいた際には、まず眼科で詳しい検査を受けることが大切です。
眼底出血
眼底出血は、糖尿病や高血圧、加齢などが原因で、網膜の血管から出血が起こる状態です。出血の量や場所によって、黒い点や影が見える、霧がかかったように見える、急に視力が低下するなど、症状はさまざまです。痛みを伴わないことが多いため、そのまま様子を見てしまうことがありますが、自然に吸収される軽度のものから、レーザー治療や手術が必要なものまで幅広くあります。正確な診断と適切な治療のため、症状がある場合は早めに眼科で詳しい検査を受けることが大切です。
網膜疾患
加齢などにより黄斑が障害され、中心が見えにくくなったり物がゆがんで見える(変視症)病気で、滲出型と萎縮型があります。
目の奥にある網膜が剥がれてきてしまう病気です。飛蚊症や光が走るように見える症状(光視症)が前触れとして現れたり、無症状のこともあります。進行すると視力低下や視野が欠けることがあります。
高血圧や動脈硬化などが原因で網膜の静脈が詰まる病気です。出血や網膜のむくみが生じます。症状としては、視力低下、物がゆがんで見える(変視症)、視野障害などが現れます。網膜静脈閉塞症は、網膜中心静脈閉塞症と網膜静脈分枝閉塞症の2つに分類されます。
網膜の中心にある黄斑の表面に薄い膜ができる病気です。視力低下や物がゆがんで見える(変視症)などの症状が現れます。
網膜の中心にある黄斑部に穴があく病気です。中心視力に重要な黄斑が障害されるため、視力低下や物がゆがんで見える(変視症)などの症状が現れます。
糖尿病網膜症
そのほか